まつやま書房TOPページ自費出版TOP3.本のマメ知識・3.構成内容

3.3

下記の表は書籍を制作していく上でのルールとでもいうものが書籍構成です。
伝統的に続いているルールとして存在しているので、実際にこのルールに完全に基づく必要はありません。



書籍の中身の最初のページ。
主に書籍名、著者名、出版社名を記します。
表紙絵に模倣する場合や、本文との区別のため、紙を厚くする場合が多いです。
口絵(くちえ) 本文に関連する写真や挿絵をまとめたページ。カラーページの場合が多い。
本文の紙より厚くして本文と区別します。
献辞(けんじ) 著者の周囲の人に対する謝意や敬意が書かれるページです。
序文
(じょぶん)
書籍を書くにあたっての動機や、主旨を記します。
端書き。前書きとも言います。
凡例
(はんれい)
著者、編集者からの、本文中の約束事や略語や記号などの説明がはいります。
目次(もくじ) 篇、章、節などの見出しとその掲載ページをまとめてあるページ。
図版目次
(ずばんもくじ)
本文中の挿し絵・図版・写真などの目次です。
専門書籍などで使われます。


中扉
(なかとびら)
本文中の篇、章、部などの最初のページ(標題)になるところです。
本文を一端区切る目的で使用されます。
本扉とも言われます。
本文
(ほんもん)
見出し、文章、注釈などで構成される、書籍の本体です。
一般的に前付け、後付け部分は含まれません。



付録(ふろく) 本文と関連がある資料や参考文献などをまとめたページです。
索引
(さくいん)
本文中の重要な語句などを検索しやすくまとめたページです。
割愛されることもあります。
あとがき 著者の書き上げた上での感想を記します
奥付
(おくづけ)
主に書籍名、著者名、発行者名(出版会社)、印刷所名、製本社名、ISBN、発行年月日、版数、定価、著作権表記などを記載したページです


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