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第四回

越辺川赤尾ワンドの水鳥

 国土交通省荒川上流河川事務所の広報紙「インフォメーション荒川」(H17.2.10 No526)によると、越辺川飯盛川合流地のワンドにコハクチョウが飛来しているとのこと。その少し上流の赤尾にも広いワンドがあるのでそこにもいるかと思い、2005年(平成17)2月16日(水)、雪の降った後、同地に行ってみました。




 天候のためか、当日はコハクチョウは見あたりませんでしたが、アオサギ、鴨類はいました。また同地を訪問し、コハクチョウがいましたらぜひ掲載したいと思います。念のため、合流地のコハクチョウも撮っておきましょう。

 あまりに寒いので車で越辺川左岸(上流から見て左側)を行きましたら、アオサギや多数の鴨が逃げていきました。
脅かさないように気をつけましょう、なんて行く際の注意書きで記そうかと思っていたら、いやはや自分がしていたのですから、何ともはやです。

@左岸から広大なワンドを見た写真です。対岸は坂戸市赤尾です。
A同場所近くから下流を見た写真です。水道管が通り、その下流が天神橋です。

 この橋は川島町と坂戸市をつないでいます。写真では、分かりづらいですが、ちょっと川に棒のように伸びているところがあります。そこに堰があります。ですからそこで水たまりができ、広いワンドができていますので、水鳥の飛来地になっているわけです。堰があるので釣りが今でも盛んです。

 前述の合流地のワンドは、坂戸市を流れる飯盛川が合流地近くで洪水となるため、樋門が建設されることになり、それと同時に広大なワンドを整備したわけです。樋門は2001年12月に完成しました。


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Bさて小さくて見づらいですが、鴨が6〜7羽いました。

C下流から、越辺川と都幾川合流地を見たところです。

 向かって右側が都幾川の落合橋(東松山・早俣、川島町・長楽)、左側が赤尾(坂戸市)の越辺川落合橋。天候が良ければ散策に良し、釣りに良しの絶好地。初めて水質調査で行った時は感動ものでした。写真のように河畔林も素晴らしく、(財)埼玉県生態系保護協会の行森英治さんによると、その樹相も素晴らしいとのことでした。


Dこちらはしばらく上流に車を走らせた都幾川です。
 早俣橋上流。対岸は丁度古民家の解体保全を実施した内田さんの家がある東松山・早俣の集落があります。都幾川はここで大きく90度回転し、南下します。そのためしばしば水がでたところでもあるため、河川敷を広く取っています。畑はきれいに耕作されています。この地はいつもきれいに耕作されているため、いつ廻ってもごみが少なく、気持ちの良いところです。どんな方が耕作されているのでしょうか。川は中央部の藪の下を流れています。このすぐ上流でも堰があります。さらに上流に行くと、唐子橋下流、そして石橋南、おとうか橋下流、鞍掛堰と東松山地内だけでも数多く堰き止められ稲作に利用されています。
越辺川になってでは、前述の赤尾、道場橋、さらに国道254の落合橋下流などに堰ができています。
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E現在工事中の国道407バイパスの橋です。
 丁度この地は高坂丘陵、嵐山方面の山(大平山など)が見え、さらに堂平山、笠山などの外秩父が見えると言った絶景地で、特に夕陽が素晴らしいです。ここで夕景を撮った写真もありますので、またストックを捜してご紹介します。川、水墨を流したような山々、そして夕陽。橋ができたら、夕陽の名勝地になると思います。ただし、この近くはごみが多く、困っているところでもあります。新橋は東武東上線、現国道407(東松山橋)の下流で、東松山橋から900m下流に建設されています。

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