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埼玉の里川
都幾川の生きものたち
魚類・両生類・爬虫類の自然誌

斉藤裕也・藤田宏之 共著

注文書(PDF・722kb)

全80種以上!写真掲載約200点!
都幾川流域の豊かな自然のあり方を水辺の生きものを通して伝える
 
 埼玉県比企地域の都幾川・槻川流域は、800㍍級の山地から10㍍の低地など延長35㌔のなかで多種多様な様相が形成され、また自然が多く残る流域である。そのため、流域全体が一つの箱庭として機能し、希少な生物も確認される貴重な流域となっている。

 本書では流域に棲む魚類・両生類・爬虫類を豊富な写真とともに解説。生物調査を長年続けて培われた多層な知識を持つ著者両名ならではの細微にわたる文章で、生きものたちの生態を読者に伝える。
 なぜいまだに豊かな自然と生態系が保たれているのか、また今後の流域のあり方、人間との共生の仕方、などを交え、自然豊かな流域の魅力と特異性を充分に記す。


版型:A5判並製 ページ数:160頁
発行年月日:2020年2月10日 初版発行
定価:(1000円+税) ISBN:978-4-89623-127-4
ジャンル:趣味・実用(エッセイ)

斉藤 裕也(さいとう・ゆうや)

1953 年 横浜市生まれ 北里大学水産学部卒。
環境調査会社で主に関東・東北地方の河川・湖沼・海域の生物を調べる調査業務に従事。ヤリタナゴ個体群の保全を行う「ヤリタナゴ調査会」、利根川のサケの調査を行う「南限のサケを育む会」、都幾川流域の水生生物を調べる「比企・奥武蔵陸水生物調査会」などの会を率いている。
環境省地域環境保全功労者表彰(平成18 年)を受けた。群馬県レッドデータブック(2012)の魚類を執筆。河川生物全般、特にサケ科魚類やタナゴ個体群の保全活動を行う。著書に『日本の淡水魚』(山と渓谷社 共著)『埼玉の淡水魚図鑑』(さわらび舎 共著)がある。

藤田 宏之(ふじた・ひろゆき)

1969 年生まれ 兵庫教育大学学校教育研究科修士課程修了。
民間企業勤務後、2008 年より埼玉県立川の博物館学芸員を務める。両生類の保全、外来種問題、地方自然史などを専門にしている。埼玉県絶滅危惧動物種調査団員、環境省希少野生動植物保護推進員を委嘱されている。兵庫県神戸市の「兵庫・水辺ネットワーク」にて動植物調査や生息環境保全に関わる市民活動を始め、近年の主な活動として、行政・学校・公共施設・一般市民と連携して減少著しいサンショウウオ類の保全に努めている。
埼玉県レッドデータブック動物編2018 の爬虫類ならびに両生類を執筆、著書に『新・ポケット版 学研の図鑑⑰ 爬虫類・両生類』(学研プラス 共著)、『九州・奄美・沖縄の両生爬虫類』(東海大学出版部 共著)がある。
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